僕として僕は行く。

旧・躁転航路

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

皆さんによろしく願いたいお話

人間とは強欲なもので、一度少しだけ与えられるともっと欲しいと思うようになる。特に、みんなが持ってたりするともっと欲しくなったりする。それが多分資本主義の本質なんだと思う。みんなが持っているということ自体が価値を帯びるようになる。その欲しく…

飽きの世界大会

とうとう残弾が尽きた。何の残弾かというと、このブログの書き溜めである。実はこの一週間の間公開していたのは全て過去に書き溜めしていたものであって、新しく書いたものは一切ない。そんなの日記じゃねーだろ、と思うかもしれないけれど、これを日記だと…

毎日ブログを書くのが上手い人

長期間続けるという感覚というのが、どういうことなのか実感をもっては理解できない。基本的に何事も長続きしない性格だからだ。音楽を聞いたりとか、ゲームをしたりとか、受動的な楽しみ方を出来るものに限れば長続きしているものは結構あるのだけれど、能…

死ぬまで殴りあう

普通のお付き合いをしているつもりなのに、気づいたら死ぬまで殴りあうタイプの恋愛に陥ってる人種がいる。次はそんな事にならないよう誓っているんだけど、どうしてもそんな風になってしまう。破滅型の恋愛とでも言うべきなんだろうか、自分を相手に開くと…

アイ・ヘイト・評論家

評論家みたいな人間が僕は個人的に一番嫌いで、なんだアレ、適当なことばっか言って、専門外のことまでさも知ってますみたいな顔して喋ってるけど、ある程度知識のある人から見たら的外れもいい所だ、っていう場合が多い。で、まだ何かしらの専門領域を持っ…

文章の書き方について

長い文章でふざけた感じを出しながらある程度おもしろくてまとまりのあるやつを書くの、結構難しい気がする。普段の発言では、あんまり真面目なこと言わないし、むしろふざけた発言とか、頭おかしい系の発言のほうが多いのに、ここでは割と真面目に振舞って…

文体と呼ばれるものに関して

文体、文のリズム、悪文、とかそういった類の観点があんま僕の中になくて、だから世に言う悪文とされるものとかあんまり僕には理解できなかったりするという話をかつてここでもしたことがあるんだけど、もしかすると、これが文体的に合わないということなの…

校閲されてみたい

過日読書会の題材となった「すべて真夜中の恋人たち」の主人公は、本の校閲を仕事にしている人で、僕は、恥ずかしながら校閲者というのがどういう仕事をするのかというのもこの本で知ったということになる。僕なんか、多分ブログを読んでいてもおわかりのと…

煮玉子について

永久に煮玉子だけ食べて暮らしたい。煮玉子は凄いと思う、間違いなく一大エンターテインメントと言える気がする。ゆで卵自体ですでにソリューション感あるけど、もはや煮たらそれはエンターテインメントになる。煮玉子、字面だけ見ると中国の王朝の王子みた…

ご飯を食べられなかった頃の話

2013年11月24日追記。摂食障害・拒食症関連の検索ワードでこのエントリにたどりつかれる方が多いので少し追記しておきますと、摂食障害や拒食症のようなものは、病院にかからないとおそらく良くはなりません。私は現在、食事に関しては特に問題はありません…

怪人二十面相

特定の顔を使い分けたりし続けてると、そのうち普通に自分が辛くなるし、だいいちそれ自体相手に対して、周りの人に対してすげえ卑怯だなって思うから、もう包括的に自分というものをちゃんと開示できるようになろうと思ってこのブログを始めたけれど、ずっ…

台風が来たので台風が来た日記を書く。

台風が来ているので、大学は自主判断で休講にした。結局昼ぐらいの授業から休講になったらしく、明け方の僕の判断は良いものだと思った。しかしこうやって単位を落としていく(もう落とせない)。 で、台風が来て下さった大阪府の僕の暮らしなんだけど、僕の…

僕の好きな2ちゃんねるって終わった気がする

多分最初から最後までいわゆる懐古厨みたいなことになってしまうと思うのだけれど、自分として整理しておきたかったので、ここに整理しておく。僕が思うに、2ちゃんねるのすごかった所って、どこからともなく特定の話題に関して謎に詳しい人物がいきなり現…

アイドルは、いらない。

AKBとか、アイドルって本当に見ていて辛いと思う。ああいう風に自分を商品化してるのも見てて辛いけど、まあそれは彼女らが進んでやってることなのかもしれないから何とも言えなくて、でもそれ以外にも選挙したりとか恋愛禁止だったりとかは本当に辛いし、見…

ブログを書き続けることに関して(1)

久しぶりに物事を考えるのがだるいと思ったので、だるいという気持ちをここに記したいと思う。と、こういう感じで書きだしてみたけれどだるいからは特に何も生み出せないような気がする。なんでだるいのかなとか考えると多分ある程度なんか出てくるんだろう…

みんなの日記が読みたいという話

みんなもっとブログ書けばいいと思う。なんでかはよくわからないけど楽しいし、みんながどう考えているのかとか知れたらいいと思うから。テーマとか題材とかは割となんでもいいと思う。ライフログみたいなのでも全然いいと思う。別に文章上手くないといけな…

破綻の匂いと物語

小説でも映画でもアニメでも漫画でも何でも言いし、もしかすると実際の人間関係とか人間自体もそうなのかもしれないけど、僕が面白いなって思うものって、なにかしら破綻の匂いがするものなんだな、と改めて思う。 破綻の何が面白いかって言われるとなかなか…

23歳になれました

6月13日、太宰治の64回忌の今日僕は23歳になりました。ポップでもないし自分本位な僕なんですけれど、今年はすごく色んな方に祝っていただいて、色んなものをいただいたり、ご飯を食べさせてくれたり、お言葉をかけてくださったり、一緒にダラダラ過ごしてく…

「すべて真夜中の恋人たち」読書会おわった(1)

※(1)って書いたけど、(2)があるかどうかはわかりません。 Twitterでだらだら書いてしまって、興味のない人に嫌がられそうだし、なんとなく寒い感じになりそうなので、完全に僕のスペースであるここに、終わった直後の、なんか生々しい感想とか書きたい…

「ヘブン」(川上未映子)について (2)

ヘヴン作者: 川上未映子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/09/02メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 260回この商品を含むブログ (238件) を見る ※すみません、(1)では言い忘れましたが、ネタバレを多分に含みます。 (2) 倫理と同情の物語として 功…

「ヘブン」(川上未映子)について (1)

ヘヴン作者: 川上未映子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/09/02メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 260回この商品を含むブログ (238件) を見る ※追記:ネタバレいっぱいあります。 (1) スティグマをめぐる物語として 『あの子たちは―クラスのみん…

おじいさんの生活

睡眠がおかしくて、平気で連日10数時間以上寝れるし、むしろそれぐらい寝ないと頭がボーっとしたりして、全然ダメだったりする。簡単に言うと睡眠障害なんだとは思うんだけど、病院に行くのも面倒だし、そんな感じでだらだら過ごしてるんだけど、唯一、この…

the Creator

たとえばサッカーを見ていたら、このチームはここをもっとこうすればいいのに、と思い出す。たとえば特定のバンドを追い続けていたら、アレンジをもっとこうすればいいのに、と思い出す。似たような構図は、映画でも、小説でも、論文でも、漫画でも、割とど…

When The Music's Over

僕は別にその場にいる必要は無かった。僕はそこをとうに退職していたし、それでも何かの縁でそこに居合わせた時に、その破局の瞬間の当事者として、そこにいなければならないと思った。幸い、ちょくちょく顔を出す機会があったからか、誰も僕を変な目で見た…

「ケガレ」 読んだ

ケガレ (講談社学術文庫)作者: 波平恵美子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/07/13メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (4件) を見る タイトルだけ見れば、なんかの小説っぽいけど、そういうわけではなくて民俗学の文庫本です。…

誰が言ったかって結構重要な問題だった

特に何も上手く行ってない状態で、偉そうなこと言うと、ただの空回りしてる奴にしか見えなくて、そうやって人は多分何も言わなくなったり、もしくは自分の属性が全く見えず、上手く行ってないとかそういうのが伝わらないところで、偉そうなことを言うように…

モラトリアムとは文字通り支払い猶予期間のことだった

ずっと音楽を聞いたり、ギターを引いたり、曲を作ったり、サッカーや野球を見たり、本を読んだり、ブログを書いたり、時々アニメを見たり、ライブにいったりクラブにいったり映画を観たり、そういうことだけして生きていきたいし、逆にそれだけしていてはな…

同情することの諸々

根本的に同情(それがいかなる形であれ)とは、果たしてやっていいことなのかどうかというと微妙だということを考えるようになった。これはなかなか根深い問題だ。たとえば、恋愛というシステムから疎外されて、かつそのことに苦しんでいる、苦しませるよう…

『当事者』の時代 読んだ

「当事者」の時代 (光文社新書)作者: 佐々木 俊尚出版社/メーカー: 光文社発売日: 2012/03/16メディア: 新書購入: 3人 クリック: 93回この商品を含むブログ (43件) を見る "常に市民は、権力に蹂躙され、か弱い被害者。そういう型から逸脱した原稿は、新聞の…

吉三

映画・文学・漫画・その他感性に訴えかける諸々に関して。これらはなんというか、鑑賞後に「~である!」みたいに整然とした結論を出せないんだけど、それがとても良いのだと最近特に思う。何回読んでも、何か言いたくなるんだけど何といってよいのかわから…