僕として僕は行く。

旧・躁転航路

2016

 2016年になりましたね。僕はなんとか大丈夫です。大丈夫です、というか、別に東京と大阪でそこまでの大差はなく、ただ問題があるとすれば、こちらでの仕事の激流に呑まれて自分のペースを完全に失っていることでしょうか。

 深刻なのが自分のペースを失っている、コントロールを喪失しているということにほとんど気付けていなかったことだと思います。それに気付けたのは、昨年末に見た映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」の中でドクタードレーが言っていた、「俺のボスは俺だ」という言葉のおかげでした。

 この日記を久々に読み返していると、当面の目標として「タフになる」という目標を上げていました。それは半分は達成できたかもしれないけど、でも半分は自分の人生のコントロールを放棄するような仕方で可能となっていたことでもあって、それじゃいけない。現状があり、それとは乖離した理想もある、その隔たりを詰めるために必要なものを把握して行動に移していく、今までの僕ならそんなに難しくなかったこの過程がすべて曖昧で、なんとなく夢想しては仕事を言い訳にしては立ち消えになって、それじゃ僕の人生じゃない。やっぱり、僕として僕は行くのだということを念頭において、2016年を生きていかないと嫌だなと思った年始でした。最後になりましたが、皆さまお久しぶりです。