僕として僕は行く。

旧・躁転航路

勉強の進捗に関する日記

 やっと『概説 西洋政治思想史』を終えることが出来た。つっても、ルソー、ヘーゲル、カントは飛ばした。概説書の1章立てのボリュームでは省略しなければ多すぎたせいか、いまいち要所要所で理解できない箇所があったので、別に体系立てて勉強する必要がある。特に個人的興味の強いカントからやってしまっている感はあるのだけれど、カントがそれほど射程が広くて面白いから仕方ない。観念論、道徳哲学、分析哲学(これは微妙か)、政治思想、にくわえてあと美学か。美学以外は僕の興味領域にドンズバな所ばかりというのがすごい。大抵の哲学家は、もっと僕の興味のない話もするのだけれど。

 で、当面はそんな風にしてカントは続けるにしても、今日終えた政治思想史に充てていた時間を今後は何に充てるかというのはなかなか悩ましい問題である。なんとなく一応の専門だし、好きだし、大学院でやるにせよやらないにせよ一通り見通し図を作っておきたい、という動機で始めた政治思想史だけど、まだ穴だらけだし、そこを埋めるのに9月・10月は使ってしまうという手もある。けれど、他の興味領域や、大学院でやるであろう領域、または入試に必要な科目についてもどういう風にやっていくかそろそろ見通しぐらいはつけなければならない。そして何よりも、何をやるにせよ、僕が配分できるリソースというのは限られているということは忘れてはならない。恐らくは、直近はまた政治思想を固めようとしていると思います。