僕として僕は行く。

旧・躁転航路

生きている

 生きてると色々ある。こう言う時、大抵は人との出会いや別れといったものが暗黙のうちに主題になっていることが多いけれど、僕が昨日の晩そう思ったときもやっぱり人との再会というのが契機だった。
 社会のレールにうまく乗り続けている人もいる。外れそうになって踏ん張っている人もいる。とりあえず一旦外れてみた人もいる。不本意ながら外れてしまって失意の中にいる人もいる。外れっぱなしでも気にしない人もいる。でも、とりあえずみんな生きている。うーん、それだけで十分立派なのではないか。生きるというのは概して簡単なことじゃない。ましてや僕らは日々の選択が否応なく試されているような時代のなかにいる。その中で、生きるということを、どういう形であれ選び続けられるのは、大変に立派なことだ。そうに違いない。