僕として僕は行く。

旧・躁転航路

階段を上る

 僕は富野由悠季(ガンダムの原作者)が好きですごく思想的に影響を受けていて、当然彼の言葉の影響をかなり受けやすいんですけど、彼の最近言った言葉に「覚悟というのは気合いではなく、毎日毎日階段を上っていくという作業でしかない。」というのがある。まあこれは本当にそうだよなあと思っているわけなんですが。そんな中で、ずっと自分の階段を登れない日々が続いていて、それは体調うんぬんもあるけれどやっぱり怠慢がベースにあった。

 で、そういった意味での階段を、今日は久々にちょっと登ったと思う。登ったというか、足をかけた程度なのかもしれないけれど、月曜日になればやっと1段上がれる。こういう風に、足をかける程度でも、とにかく毎日階段のことを意識して、ベースを作って行かないといろいろとまずい。僕はタイプ的に、思いついた時に階段を駆け上がって、だるかったら1段も上がらずに階段に腰掛けてしまうようなところがあるから、トータルで見ると1日1段も登ってないことのほうが多い。そうなってくると、これは受験勉強の時も思ったけれど、何らかの能力っていうのは現状維持をすることはほぼ無理で、努力してやっと辛うじて維持できるか下がってるし、意識して上げていかないとどんどん下がっていく。

 あと、これは自分の戒めとして書き留めておきたいのだけれど、階段を上ってるつもりでも、見えてる風景が全然かわらなくて、むしろ下がっているのかもしれないとイライラすることがあると思う。でも、Jカーブ効果っていうのがあるように、必ずしも何もかもがインスタントに反映されるわけではないし、その辺りの我慢強さは持っておかないといけないと思う。