僕として僕は行く。

旧・躁転航路

悪の教典とかも見た。

 昨日映画の話したから続きで書くと、去年の暮れに、悪の教典を映画館で見た。サイコパスがどうのこうのみたいな話だったと思うし、そう考えるとなんかそれどうなんだっていう感じのところがいっぱいあって、そこについて思いつめると、また一言目で褒めて二言目以降で腑に落ちない部分を延々話す、笑いながら怒る人になるからやめとくけど、でも感想としては完全に面白かった。っていうのも、人がいっぱい死んで、吹っ飛んで死んだり叩きつけられたりして死ぬので、内容を言う時も簡潔に言えて良い。シンプルなものの良さとか強さって結局そういうところにあると思う。なんだかんだ思うところはあるけど、結局人が山ほど死ぬなぁとかいう風にパッケージングできたら、もう別にそれ以外感想とか出てこないから、良いと思う。

 そういえばエヴァンゲリオンQも、あとあと考えるとそれどうなんだっていうところがいっぱいあるけど、冒頭のアスカがすごく可愛くてよかったし、僕はアスカ派だから別にそれ以外本質的には実はどうでもいいのかもしれない。DVD出たら買うと思う、で、冒頭20分だけ何回も見ると思う。シンプルなものは褒めるときもシンプルでいいから本当に楽だし、映画に関しては僕は完全にトーシローでしかも別に詳しくなりたいとも思ってないのでシンプルに人が吹っ飛んで死んだりとかシンプルにアスカが可愛いとかそういう映画を楽しめたら別にいいと思う。

 押井守が、庵野秀明は演出の天才だけど演出しか出来ないみたいなことを言ってるのどっかで聞いて、確かに、と思ったけど、僕みたいなトーシローは演出が楽しかったら別に本筋はある程度なぁなぁでもなんとかなるし、それはハッタリとかじゃなくて一個のキャラの立ち方だしいいんじゃないかと思う。