僕として僕は行く。

旧・躁転航路

ダークナイト・ライジングを見た

 映画とか小説の内容が覚えておけない。僕は、金原ひとみが好きなんだけど、金原ひとみが好きです、って言った時に、おすすめの小説教えてくださいって言われて、金原ひとみのエッセンスみたいなのがいっぱい入ってる小説を選んで教えようと思ったけど、教えられなくて困った。何故なら、小説の内容をほとんど覚えてないからで、いっぱいゲロを吐く、とか、なんかグサッとくる感じの視点が多いとか、そういうぼやっとした説明しか出来なくて、かなり頭悪い感じになってしまった。

 こないだ、ダークナイト・ライジングを見たんだけど、それはダークナイトが面白かったからで、じゃあ多分ダークナイト・ライジングも面白いだろうと思って見たけど、まあまあ面白かった。けど、腑に落ちない部分とか多くてそういうところについてばっか考えてしまう、だから、ダークナイト・ライジングどうでしたか、って言われたとすれば、面白かったよ、って答えたくせに、内容の説明となると腑に落ちてない部分を中心に説明することになるだろうから、面白いって言ってるくせに貶す人みたいな感じになって支離滅裂な人間だと思われるリスクがある。竹中直人の笑いながら怒る人みたいな感じになって、なんか知らんけどヤバいやつみたいな受け取られ方すると思う。大体僕が支離滅裂だとか言行不一致だとか言われる時って、そういうことのせいの気がする。

 そういうことを考えていると、僕は長所より短所ばっか見てるクズ野郎みたいな気がしてくるけど、それで大体合ってると思う。けど、よく考えたら、本格的に酔っ払うと、周囲の人間を褒めまくり、感謝しまくるので、本当は褒めまくったり感謝しまくったり、人の長所のこと気づいているんだと思う。だから、小説とか映画の感想を語るときも、酔っ払っていたら褒め殺せる。でも酔っ払っている時ってどう考えても語彙力が著しく低下するから、たとえばダークナイト・ライジングを酔っ払いながら褒めたら、ヤバいとかかっこいいとか黒いとかそういうことしか言えないと思う。どちらにせよ映画とか小説の感想言うのに向いてないと思う。