僕として僕は行く。

旧・躁転航路

iMac

 生半可な気持ちでキーボードを清掃してたらエンターキーが壊れて最悪の体験になったのでニンテンドーワイヤレスキーボードで事なきを得ようとしたのが昨日の話で、ニンテンドーワイヤレスキーボードを接続したまま放置してたらなんか挙動がバグった感じになっててブチ切れながらAmazonで純正ワイヤレスキーボードを買おうとしたのが今日の話なんですけど、注文してすぐに思い出したのが、そういえば僕が昔使ってた第一世代iMacにキーボード刺さってたよなってことで探しだしてUSBポートにぶっさしたら普通に認識したので今使っています。タッチがやたら重いのはまあ時代だから仕方ない。けど、デザイン的には14年ほど経った今でも全然浮いてなくて、普遍的なデザイン志向っていうのはやっぱすげえなって思ったわけです。

 ちなみに第一世代iMacっていうのがどういうものなのかっていうのはこういうところを参考にしていただきたいと思います。確か発売が1998年とか1999年で、僕は多分小学4年生の1999年ぐらいには中古のものを親に与えられていたと思います。ウチは全く裕福ではなかったのですが父親はそういった面に関する啓蒙のためならある程度出費してくれる人間でしたので助かりました、ただ彼としては息子たちにエンジニアとかそういう方面に行ってほしかったのではないかと今となっては思いますが、僕はそのiMacでインターネットに繋いでひたすらに自意識と心の闇を培養し続けただけでした。ちなみにこのiMacを使い潰したあとは安いWindowsを与えられ、それからだいぶ月日が経過した22歳ぐらいのころ、なぜか京都のヨドバシカメラMac miniを購入してMacに復帰しました。だから、だいたい10年ぐらい離れていたことになりますけど、僕が初代iMacを弄ってた頃って言うのは、今ほどMacが市民権を得ていませんでしたが、それと比べるともうかなり環境が違います、Macで不便するのって、まあゲームするとかならまだWindowsとかのほうが優勢なんだろうけど、それぐらいなんじゃないでしょうかね。当時は、大抵のゲームはできないわ、wmvファイルは再生できないわで、なかなか苦労しました。まあ今となってはあんまりゲームをして時間を潰そうだとか、アダルト動画をよなよな発掘しようとかいう心意気もなくてですね、完全に、オーディオと音楽制作の基地として重宝しているという形です。

 Macが現在ほどに市民権を獲得している理由っていうのは、やっぱりiPodiPhoneiPadの力が大きいと思います。僕もiPodiPhoneあるしMacに復帰しとくか、みたいなノリで戻ったような。で、現在のMacのパソコンには基本的にGarageBandっていう音楽制作ソフトがプリインストールされてるんですが、このGarageBandの上位互換に、Logic Proっていうソフトがある。これはフリーウェアではなくて17000円する(それでも高機能なDAW=音楽制作ソフトのなかじゃ破格の部類だと思います)のですが、そっちへの移行を最近ずっと悩んでるという状況が続いていました。ただ、多分もう来月にはおそらく移行すると思います。それは何故かっていうと、このLogic Pro、iPadの公式アプリでも操作できるということを知ってしまったんですよね。ちょっとだけ専門的な話になると、各パートの音量をいじったりするときには、マウスポインタでそのツマミの部分を動かすわけですが、このツマミっていうのはやっぱりフィジカルに設計されてきたものなので、どうしてもマウスポインタだと動かしづらい。なんどディスプレイを直接タッチしたいと思ったことか! と思ってたら、実はもう出来る。これはやばいですね。Wi-FiモデルのiPadを中古か何かで買ってきてしまうプランが見えました。またお金がなくなる。つらい。これでiPodiPhoneiPadが全部あるっていう状況が出来上がってしまうわけです。自分のことは決してMac信者じゃないと思いますが、やってることはまあまあの信者で、お布施は欠かさないという結果になっています。ただ、お布施を投げたくなるようなものをやってくるのがAppleで、むしろAppleが悪くて、僕はただ純朴ゆえに疑うことを知らなくてただただ傷ついていくだけなのです。