僕として僕は行く。

旧・躁転航路

Jubeatで出会う中田ヤスタカ

  僕、リズム感が壊滅的に無いんです。いや、リズム感にかぎらず、音楽に関する才能みたいなのが皆無に等しくて。そういったものの中で多分普通の方々とまともに勝負して勝てるのって記憶力ぐらいなんですけど。だからイントロ対決とかむちゃくちゃ強い。まあそれはよくて。で、全体的にどうにかしないとなっていうのはずっと思ってて、でもどれをとっても一朝一夕でどうこうなるものじゃなくて、しかも僕すごく飽き性だし。そんな感じで楽しんで能力を伸ばせる方法は何か無いかな、って思ってて一個思いついたのが、音ゲーをするっていうことで。まぁやらんよりは効果もあるでしょう、ってことでiPhoneのアプリでいろいろ探してたらJubeatっていうゲームがある。これは、4×4の四角いボタンを音楽にあわせて押すっていうゲームで、音ゲーの王道であるBeatmania IIDXとかよりも初心者には随分とっつきやすい。これが、今のバイト先であるゲームセンターにも入ったっていうことがあって、のめり込むようになったんですね。下手くそなりに頑張るわけです。余談ですけど、Jubilityっていう上手さの指標みたいなのがあって、Maxが9.99で、コナミの大会とかに出る人が大体そのMaxの前後をウロウロしてるぐらいなんですけど、僕はそれが4.0〜5.0ぐらいです。

 で、Jubeatをやってるうちに色々と新たな音楽とも出会うわけなんですけど、そんな中でも僕が一番すごいなと思ったのは中田ヤスタカ関連なんです。僕が始めた頃は、「PON PON PON」「つけまつける」(きゃりーぱみゅぱみゅ)、「Prime time」(Capsule)、そして今は削除されてしまいましたが「Passport」(MEG)といった楽曲が入っていました。どうすごいかっていうと、すごいノれるんですよね。他にもいろいろダンス・オリエンテッドな楽曲がたくさん入ってるんですが、ガチの音ゲーマーじゃなくて、リズム感もヘロッヘロな僕でもかなり曲にノれる。あと、ちょうどJubeatを始めてしばらくしてMac miniを買ってGarageBandをいじるようになったから、その細やかな音使いに込められた職人芸、そしてイマジネーションの豊かさには恐れ入るばかりで。更に言うなら、これ中田ヤスタカの音だなっていうのが一瞬で判るような楽曲のキャラの立ち様もすごい。Jubeatには、コナミ音ゲーの専属の作曲家の作品とかもいっぱい入ってるんですが、やっぱり中田ヤスタカの楽曲のクオリティは頭3つ分ぐらい飛び抜けて良いように個人的には感じられます。

 まあそんなこんなで、僕のリズム感がついたのかというと・・・わからないですが、それでも頭のなかでクリック鳴らしたりする意識とかは前よりついたように思います。あと、なんだろう、中田ヤスタカってやっぱ伊達じゃねえな、とかそういう気づきがありましたね。

 


MEG - PASSPORT