僕として僕は行く。

旧・躁転航路

エジプト

 味玉がもはやエンターテインメントであるというお話を以前このブログでしました。残念ながら全く反響はありませんでしたが、あなた方が味玉、および煮玉子のエンターテインメント性を理解できなくてもこちらとしてはまったくもって結構、そんなのは黙殺して私は煮玉子の求道者として出汁の調整に日々日進月歩を続けていたのですが、本日とうとうその出汁が完成体となった。

 開発時のコードネームは"Egypt"。初代("Proud")がVer.1.00とすると、今回の"Egypt"は2.00にあたる。ちなみに1.50 "Proud+"も存在するが味が薄すぎた。1.00 "Proud"は味が濃すぎた。そういう経緯の後に出来たのが今回の"Egypt"である。以下、個人的メモとして、そしてオープンな資産として、”Egypt”の調合比率をメモしておきたい。その比率とは、濃口醤油:みりん:だし醤油:水=5:5:3:5。この完全なる比率のもとに20時間ほど浸して冷凍しておくと、完全なるエンターテインメントである味玉 3.00 Egyptが完成する。

 Egyptは煮玉子界の「光」であり、文明の生まれ出づる瞬間、ナイル川の肥沃な大地に上る太陽となるべくして名付けられたわけなんだけど、実際のところEgyptって言ってみたかっただけです。で、その欲求は十二分に満たされたし、多分明日には違う呼び方で呼んでると思う。黒いダイヤとか、だいたいそんな感じの。